2024年9月20日、留学生を対象とした書道体験会を実施しました。コロナ禍により、各種行事を開催しにくくなっていましたが、この度、フランス、セネガル、タイ、トルコからの留学生を得て、かな書道の先生や本学の日本人学生のボランティアを迎え、日本文化体験会を5年ぶりに行いました。

日本の学校で習う一般的な楷書の書道と、かな書道は筆、墨、硯、紙、書き方すべてが異なるなどの知識を得た後、留学生の一人一人がかな書道に挑戦しました。留学生たちは、慣れない正座に苦心しつつも、筆を整え、硯で墨をすり、軽やかなかな書道の書き方に挑戦していました。最後には、豆団扇に文字を書いて、一人一人がかな書道の作品を完成することができました。体験会の最中は、墨をすりながら心を整えることや、禅に基づく日本文化のことなど、先生からの興味深いお話もありました。留学生からは、「居場所を感じることができて、友達と一緒に過ごした時間がよかった」との声が聞かれました。

東京海洋大学には、2024年5月現在、198名の留学生が在籍しています。日本へ留学に来てよかったと思われるよう、学びと共に、日本文化への理解を深められる機会を今後も提供して参ります。

かな書道の作品（豆団扇）をもった留学生たち

かな書道に挑戦

豆団扇に書いたかな書道