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国立大学法人 東京海洋大学

腾博会官网9885海洋生命科学部

海洋生命科学部では、生命科学をはじめとする自然科学から人文?社会科学に至るまでの深い理解を基盤に、海洋?水圏と人間社会に関連する諸課題について、教育と研究をおこなっています。その内容は、海洋生物資源の利用、食品の生産?安全?流通、海との共生や水産資源管理など多岐にわたっています。海洋生命科学部はこれらの諸課題に関わる基礎から応用に至るまでの研究?教育を行うことにより、人類社会の持続可能な発展に対して貢献しています。

【受賞?表彰】吉崎 悟朗教授が2023年春の紫綬褒章を受章することが決定しました

海洋生命科学部 大学で学びたい方 企業?研究者の方 在学生の方 卒業生の方 地域?一般の方

【受章者】
吉崎 悟朗(東京海洋大学 水圏生殖工学研究所 所長 / 学術研究院 海洋生物資源学部門 教授)

?【研究業績】
養殖学分野、特に魚類発生工学分野、魚類繁殖生理学分野等の各分野において、先駆的かつ独創性に富んだ貴重な貢献をなし、我が国の水産科学的研究の発展に寄与した。

【吉崎教授コメント】
 この度は、春の褒章で紫綬褒章の栄誉に浴し、身にあまる光栄です。私は1995年に本学に採用していただき、それ以来一貫して魚類の繁殖生理と発生に関する研究を続けてまいりました。その過程で1998年に今回の受章課題であります生殖細胞の操作技法の開発に着手いたしました。生殖細胞は"成熟"を経て卵や精子に、その後、"受精"により個体になることができる極めて特殊な細胞です。すなわち魚類個体を生産することがゴールである魚類養殖や魚類の保全において、この生殖細胞を操作することは無限の可能性を秘めていると当時考えたわけです。それから4半世紀、地道にその可能性の芽を育み、そのいくつかには花を咲かすことができました。これはひとえに私の研究室の学生やスタッフの努力の賜物です。この長い長い旅の中で出会った多くの関係者の方にこの場をお借りして御礼を申し上げます。また私を研究者の道へといざなってくださった隆島史夫先生、本学着任後に大変お世話になった竹内俊郎先生、岡本信明先生には感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、本当にありがとうございました。生殖細胞研究の旅はまだまだ続きます。今回の受章を励みに、今後ますます精進してまいりますので引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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(歴代の研究室メンバー)
※集合写真はクリックすると拡大します。

<関連リンク>
水圏生殖工学研究所
科学の力で魚を守る:魚のタイムカプセル作り

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