2024年11月29日～30日に那覇の沖縄タイムスビルで開催された、腾博会官网98856年度日本水産増殖学会第22回大会において、本学腾博会官网9885生の今井馨日さんが優秀発表賞を受賞しました。

【受賞者】
今井 馨日（腾博会官网9885海洋科学技術研究科　博士前期課程1年　海洋生命資源科学専攻）

【受賞研究のタイトル】
東京湾におけるギンイソイワシ繁殖集団の年齢構成と性転換率?

【受賞研究の内容】
ギンイソイワシは、性決定の環境感受性が高く、仔稚魚期に経験した水温や日長条件によって、性染色体によって決められていた性とは逆の性に性転換することがある。地球温暖化が進む今、環境要因により野生繁殖集団の性比が著しく偏ると、種の存続そのものが危ぶまれる。本研究では東京湾において本種の実態調査を行い、繁殖集団は雌雄ともに約9割を1~２歳が占めること、各年級群にはXYメス性転換が約10%、XXオス性転換が約30%存在することを明らかにした。また、繁殖集団には性転換した高齢魚が一定数存在することから、性転換が翌年以降の集団の遺伝型/表現型性構成に影響を及ぼす可能性を示した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今井さん

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日本水産増殖学会