東京海洋大学の理念
人類社会の持続的発展に資するため、海洋を巡る学問及び科学技術に係わる基礎的?応用的教育研究を行う。
大学の人材養成と目標
我が国が海洋立国として発展し、国際貢献の一翼を担っていくためには、国内唯一の海洋系大学である東京海洋大学が、「海を知り、海を守り、海を利用する」ための教育研究の中心拠点となって、その使命を果たす必要がある。このような基本的観点に立ち、本学は、研究者を含む高度専門職業人養成を核として、海洋に関する総合的教育研究を行い、次の能力?素養を有する人材を養成する。
- 海洋に対する科学的認識を深化させ、自然環境の望ましい活用方策を提示し、実践する能力
- 論理的思考能力、適切な判断力、社会に対する責任感をもって行動する能力
- 現代社会の大局化した諸課題について理解?認識し、対応できる実践的指導力
- 豊かな人間性、幅広い教養、深い専門的知識?技術による課題探求、問題解決能力
- 国際交流の基盤となる幅広い視野?能力と文化的素養
ビジョン2027
本学では、本学の中?期的なアクションプランである「ビジョン2027」を2015年10月に公表後、国連の持続可能な開発目標(SDGs)及び2018年に閣議決定された第3期の海洋基本計画の内容を加味して「ビジョン2027バージョン2」を作成し、SDGs達成に向けた取り組みを行い、SDGsを踏まえた社会?地域連携活動を通じてブルーエコノミーの実現に取り組むことを2019年1月に公表しました。
上記以外の本学とSDGsを繋ぐ活動
「国連海洋科学の10年」
2021年から「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」が始まります。海洋科学の推進により、SDGsの目標14番「海の豊かさを守ろう」をはじめ、関連するSDGs の達成に貢献するため、2030年までの10年間に集中的に取組むものです。「きれいな海」、「生産的な海」など7つの社会的成果に向けて、活動内容が計画されています。
「ブルーエコノミー」
ブルーエコノミーとは、海や川、湖などを守りながら、その恵みを社会と経済成長に生かし、世代を超えた健全な地球とすべての人に平等な機会をもたらす考え方から生まれたコンセプトです。その経済活動の範囲は、水産業、海運業、観光業、エネルギー産業等、海洋と沿岸地域を取り囲む広範囲に広がっており、SDGsに大きく貢献するものです。