品川?越中島キャンパス腾博会官网9885海洋科学技術研究科
腾博会官网9885海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と腾博会官网9885生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】小島宗瑛さん(修士2年)が、The 11th International Conference on Fisheries and Aquaculture 2024においてSession Best Presentationを受賞しました。
2024年9月26日~9月27日にタイで開催されたThe 11th International Conference on Fisheries and Aquaculture 2024において、本学腾博会官网9885生の小島宗瑛さんがSession Best Presentationを受賞しました。
【受賞者】
小島 宗瑛(東京海洋大学 腾博会官网9885海洋科学技術研究科 博士前期課程2年)
【受賞研究のタイトル】
Electrophysiological observation of pore-forming by toxin of acute hepatopancreatic necrosis disease causing bacteria using droplet contact method
(クルマエビ類急性肝膵臓壊死症原因毒素のポア形成能の液滴接触法を用いた電気生理学的計測)
【受賞研究の内容】
クルマエビ類で問題となっている急性肝膵臓壊死症の原因細菌であるVibrio parahaemolyticus が産生する毒素PirA およびPirB は、クルマエビ類の細胞膜に小孔(ポア)を形成することで細胞死を誘導し、結果として個体を斃死させると考えられている。しかしながら、実際に毒素PirA およびPirB のポア形成を計測した報告は無い。マイクロデバイスを用いた液滴接触法は、脂質二重膜を人工的に構築し、対象分子のポア形成の有無を電気生理学的に計測することができる。そこで本研究では、液滴接触法によりPirAおよびPirB のポア形成能を計測した。その結果、PirB が脂質二重膜上に高頻度にポアを形成することが明らかとなった。本研究の成果は、PirA およびPirB のポア形成能を実際に計測した初の報告であり、PirB がポア形成に深く関連していることを明らかにした。
<関連リンク>
The 11th International Conference on Fisheries and Aquaculture 2024