2024年7月23日～25日に開催された第59回地盤工学研究発表会で、本学腾博会官网9885生の河合優さんが優秀論文発表者賞を受賞しました。

【受賞者】
河合 優（腾博会官网9885海洋科学技術研究科　海洋資源環境学専攻　博士前期課程2年）

【受賞研究のタイトル】
Influences of curved pipes of falling head flow test on measured viscous characteristics of carrier material
（輸送媒体の粘性特性を調べる変水位フロー試験における曲管の影響）

【受賞研究の内容】
海底鉱物資源の揚鉱に利用する粘性流体の粘性特性を調べる試験方法の開発に関する研究成果
海底鉱物資源（例えば、熱水鉱床やマンガン団塊）では、1000メートルを超える深海から鉱石を輸送（揚鉱）する必要がある。この揚鉱の輸送効率と環境親和性の向上を目指してキャリア物質（CM）循環システムが提案されている。輸送効率の評価では、CMの粘性特性（せん断応力とずり速度の関係）の評価が重要である。現在、ニュートン流体の粘性測定には回転式の粘度計が一般的に使用されているが、CMは砂粒子を含むために計測が困難である。この問題を解決するために、固体粒子を含むニュートン流体および非ニュートン流体の両方に対応できる新しいチューブ型の粘度計である変水頭フロー試験（FHFT）を開発した。この論文では、管路の曲がり部は計測結果に及ぼす影響について実験的に検討した内容を報告した。

写真左から）谷和夫教授、河合優さん

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